宮崎の牛・豚の口蹄疫は県内に広がり、宮崎牛のブランドが消えようとしています。口蹄疫が確認される3週間前に県の家畜保健所に持ち込まれた水牛が口蹄疫に感染していたのを見逃していたとの報道もあります。
海に囲まれた日本では伝染病に敏感ではなく、口蹄疫が国内で発生したのは10年ぶりのことですから、口蹄疫に感染しているのに気がつかなかったのでしょう。
隣の鹿児島県では宮崎県で口蹄疫が報道されるや、ただちに牛の消毒を徹底し、ウイルスの全頭検査を実施したと報道されています。この防疫の基本を見習わなければなりません。
東南アジアでは口蹄疫が常に発生し、現在も韓国ではしばしば発生していますし、2001年にイギリスで発生した口蹄疫では大きな被害が広がりました。このときには、イギリスからの航空便の到着客は足元を消毒するようなことが行われたほどです。
奈良県も他人事はありません。県内の牛や豚への感染を警戒しなければなりません。県内にも牛や豚の飼育農家ありますだけに、畜産農家の感染防止への気遣いは大変なことだろうと推察いたしています。
奈良県には畜産農家とは別の心配があります。それは奈良の象徴である鹿の蹄(ひづめ)が2本に割れているからです。口蹄疫は2本に割れた蹄の動物に感染するので、鹿は大丈夫かと誰しも心配しています。
奈良県でも、すでに県の畜産課で口蹄疫の対策を協議していますし、県の獣医師会も対応にあたっているようです。案の定、奈良公園事務所にもマスコミなどから鹿は大丈夫かとの問い合わせが寄せられているそうです。
念のため、環境省に野生動物が口蹄疫に感染した記録があるかどうかを照会しましたところ記録がないとのこと。そこで、環境省から国連の世界食糧計画に確認して貰ったところでは、野生動物には気をつけなくてもいいということだそうです。
奈良を象徴する鹿にもしものことがあれば1300年祭どころではなくなります。 結論としては、鹿は発病しないということですから、環境省の回答に、ホットいたします。
1300年祭の春の行事が一段落しましたが、平城宮跡には平日でも依然として2万人の来訪者があります。宮崎の口蹄疫が速やかに終息したうえで、1300年祭の秋の行事を迎えられるよう願っています。 |