滝 実が日頃考えていること、
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通算1号
平成13年9月18日

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 さて、このメールマガジンでは、難しい政治や政策の話はホームページのほうに譲り、もっと日常的なことを中心に、私が日頃考えていること、感じたこと、行ったことなどをお知らせいたしたいと思います。

 今回のテーマ−「赤毛のアン」の作者の晩年

 日ざしはまだまだ強いようですが、朝夕の涼しい風の中には確かに秋の気配が漂っています。いよいよ「読書の秋到来」ということで、昔を思い出すような本を読んでみました。

 M・Fコーデイ−の「旅路の果て」(訳者田中奈津子 講談社 1900円税別)がそれです。今でも女子中学生のみなさんの間などでよく読まれている古典的な本に「赤毛のアン」があります。今から97年前にカナダで出版されました。作者のL・Mモンゴメリーはそのとき30歳。
愉快で滑稽な事件に思わず笑い出し、ついでに涙も出てくる本であり、世界中の読者に大きな希望を与えてきました。

 モンゴメリーは「アン」のシリーズだけで10冊の本を出版した人気作家であり、また牧師婦人でありました。しかし、モンゴメリーがあまりにも有名になりすぎたため、彼女の夫は精神に病をもつにいたったといわれ、モンゴメリーは夫を看病しながら68歳の生涯を閉じました。

 「旅路の果て」は、そのようなモンゴメリーの苦悩に満ちた晩年を事実に基づきながらも想像を加えて物語として描き出しています。

  歳をとるにしたがって人は多かれ少なかれ困った事態に行き当たります。モンゴメリーの姿はそのような事態に行き当たるのが避けられないことを示唆するものであり、人間誰しも最後は通る道であることを悟らされます。

 「旅路の果て」はそんなことを淡々として描き、読む者にそれなりの勇気を与え、人が最後に通る道に思いをいたさなければときづかされます。

9月18日 滝 実


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