滝 実が日頃考えていること、
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通算2号
平成13年10月3日

すっかり秋めいて参りましたが、いかがお過ごしですか。

 今回のテーマ−悲しみを乗り越えて

 9月11日朝に発生したニューヨークの世界貿易センタービルへの航空機の突入な ど一連のテロ事件の犠牲者は6000人にも達する模様であり、その中にはイギリス人、フランス人や中国人、韓国人も含まれ、20数人の日本人も含まれています。  アメリカだけが被害を受けたのではなく、日本も被害を受けたのであり、テロは遠い国の事件ではなく、どこでも起こりうるのです。犠牲になったかたがたに心から哀 悼の意を捧げたいとおもいます。

 この犯罪行為による被害の影響は計り知れないものがありますが、自治省の消防庁 長官をつとめたことのある私にとって、とりわけ痛ましく、気掛かりなのが、避難する人々を助けるため、勇敢に現場に飛び込んで犠牲になった消防隊員の方々です。こ の事件の現場に駆けつけたニューヨークの消防隊員は400人といわれており、そのうち300人以上が行方不明になっています。今後世界中の消防士たちが、大被害が 発生したときに現場への突入に躊躇せざるを得なくなる、ということが懸念されてなりません。

 また今回のような事件を考えますと、すでに東京消防庁は阪神大震災の直後、高層 ビルの火災に備えて空中から放水中で消火にあたるヘリコプターを導入していますが、これだけでは十分とはいえません。高層ビル用の大型消火ヘリコプターに加えて、 避難用の大型ヘリコプターを導入するなど時代に対応できる装備を進めなければなりません。

私達は悲しみを乗り越えて、このような大惨事がふたたび起こらないような安全な世の中が実現するよう努力して行かなければなりません。

10月3日 滝  実


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