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通算11号
平成16年3月9日

 法隆寺のお会式が3月22日から(24日まで)始まる季節になりました。これに先立ち、東京の国立博物館の中にある法隆寺館では3月2日から特別展が開かれていますので行ってきました。

 今回の特別展の中心は夢違観音と聖霊殿の太子像、それに10枚からなる聖徳太子絵伝と小豆ほどの文字で書かれた中国伝来の法華経です。

 今年は聖徳太子が17条憲法を制定されてから1400年を迎えますので、17条憲法を印刷した版木の最も古い物も展示されていました。1200年代のものです。この版木で刷られた17条憲法は1300円で頒布されていたようですが、一週間もたたずに売り切れとなってしまいました。ということは、一週間で大勢の人が訪れたということでしょう。

 ところで、聖徳太子は17条憲法をどこで思いつかれたかご存知でしょうか。それは愛媛の道後温泉だそうです。豊富な道後温泉のお湯は人を区別せず、万人を幸せにする光景に理想の国の姿を認められたといわれ、道後温泉には石碑が伝えられています。

 そのような平和な世界から暗い世界に話を移します。3月20日はオウム真理教による地下鉄サリン事件から9年目を迎えます。事件直後に警察庁に出された被害届は5311人、今なお多くの人が後遺症に苦しんでいます。

 加害者には国選弁護人が付きますが、犯罪被害者にはそのような手当はありません。これまで全国各地に被害者支援センター(奈良県では例えば「なら犯罪被害者こころの支援センター」 相談電話 0743−61−3410)のような民間組織が被害者支援の運動を続けていますが、この国会には司法制度改革の法律案が出されていますので、この機会に犯罪被害者を支援する制度を充実させなければと考えています。



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