日本で議論されている事項についての主なデンマーク事情
・ マスコミの姿勢であるが、新聞は賛成派であるが、テレビ・ラヂオは賛成・反対の立場をとらず、バランスのとれた報道をする義務がある。したがって、政党は大小にかかわらず平等に意見をいう時間をもつ。
・ デンマークの国民投票は「過半数の賛成」と「全有権者の 30 %未満の反対」が法案成立の要件である。そこで何も記入しない白票をどう数えるかを確認したところ、過半数の基礎になる有効投票には数えず、反対には数えるとのことであった。
・ 国会の議決だけで法案が成立する要件の「 6 分の5」は少数派に配慮した結果の数字であり、理論的なものではない。
ユーロ導入法案に対す国民投票の否決は、「民主主義の赤字」としてEU諸国で新しい問題を提起した。EUの政策決定はEU加盟国の国民によって選出された欧州議会において行われるが、実質的な権限は閣僚理事会にあり、加盟国の国民は直接関与することができない。このため、今回のように加盟国の内閣とそれを支える国会がEUの方向に向いても国民はそれを支持しないことが起るのだ。 |