国民の利益を守る
それには政治を変えたいという動きが、後期高齢者医療制度に対する強い反発などが背景になっていることを受け止める必要があります。
現在の後期高齢者が働き盛りの時代に、国は老人医療費の無料化を行いました。1978年のことです。
この無料化を支えたのは当時の現役世代であり、この世代が75歳になって、今度は自分たちの世代が医療費無料化の対象になると考えていたのに、医療機関での窓口負担だけでなく保険料も負担することになるのは国の裏切り行為として受け取られます。
それでもこの制度を開始したのは、医療費の増大を抑えるためです。しかし、この考えは、医療費が経済成長を促進することを見逃しています。
医療・介護、教育、子育てなどは、これからの日本を支える成長分野ですから、こうした分野を重視した経済政策に転換すれば、医療費の増大を眼の敵にする必要はなくなります。求められているのは、発想の転換です。 |